街の匂い

久しぶりに東京を巡った。というより、横浜に引っ越してから回りやすくなったのでちょこちょこ色んな所に行ってみたり。

自分が住んでいたのはだいぶ昔で、行った先々で様変わりしていて、再び道に迷ったり。

特に下北沢。バンドマンと劇団員の街という印象だったが、今は古着とカフェとカレーの街になっていて、街並みもすごくきれいになっていた。

変わらない小劇場の写真をとって、この時からどれくらい時間がたったのかぞっとする。

道に迷った先は本多劇場で、中にタトゥースタジオが入っていたり。

その時の20代の私は東京に引っ越してばかりで、都会の知らない街でアングラ漂う独特の雰囲気に、胸がワクワクして街の匂いに酔ったのを思い出した。

それと坂だらけの横浜だが、何気に六本木1丁目に一本というのを知り、駅からだいぶ歩いて美術館へ。

奈良美智さんの作品。家の中からは洋ロックが流れてくる。

思えば、最初に東京に住んでから街の風景を撮るのが面白くて、新宿3丁目のGucciがジョジョのジョリーン特集していたのを感動して写真撮ったっけ。

ふっと思い立って、動画を撮ろうとちょこちょこ回ったところを小さいジンバルで撮影しに行った。

ARVE

2020年の東京。変わらない景色と変わる街の匂い。

新宿3丁目なら走っていけるからと客注の服をもって新宿ルミネからダッシュして、ヒールが痛かったこと、記憶も一気に甦るのだけれど。

東京は駅によって街の匂いが違うのが感じられて面白いと思う。コロナがまだ落ち着かないけど、今度は美味しい珈琲を飲みに行こう。