随分のこと、間が空きましたw
なので自分の中で特に好きな映画を挙げます。
ショーシャンクの空に
アメリカ:1994年公開。
フランク・ダラボン監督。
★★★★★ストーリーの完成度
★★★★★意外な展開度
言わずもがな、名作中の名作です。
冒頭に主人公が妻の浮気が原因で、その妻と浮気相手殺しの殺人罪で投獄されるのですが、刑務所暮らしの中で単なる友情劇かと思えば色んな伏線が張られています。
伏線を張ったサスペンスとドラマ、人生観、友情を超えた絆を含んで、ラストに向かうまで静かなようで、展開がわからないまま目を離せない…
ラストの感動は初めて小学生の時に見たときから大人になった今でも鮮烈に覚えている、そんな作品です。
そして何よりも自由、希望というワードが(ちょっと今時になかなか出ない言葉)一番に出てきます。
たとえ罪を犯し、つらい人生の時を過ごしたとしても、人は果てしなく、どこまでも自由になれるんだと。
「自由!!!」と思わず叫んでるかのような空の青さと海。痛烈に感じさせる晴天の青空の下の海辺で親友と再会するシーン。
ここまでストーリー性の高さを感じた作品は類をみないと、時を経た今でも感じます。
自身が、映画を好きになったきっかけの作品ともいえるかもしれません。
BAGDAD CAFE
西ドイツ:1987年公開
★★★★★ ストーリーの完成度
★★★★★ 人情劇が溢れてる度
はい、この作品も名作中の名作ですね。
でも、言わせてください。この映画がたまらなく好きですと。
ラスベガス郊外のある砂漠で、旅行中の車内で夫と激しく口論する太ったドイツ人中年女性ジャスミン。なんとジリつく砂漠の中、車から降りてしまいます。
そこからうらびれたモーテル兼カフェ、「バグダッドカフェ」にたどり着くのですが…
いつも不機嫌な女主人に、変わり者ばかりが集うバグダッドカフェ。
それでもジャスミンは、周囲の人たちの心を魔法を使ったかのように癒し、変えていくというストーリー。
また、この映画の限りなく鮮明なブルーの青空と、劇中に流れる「コーリング・ユー」の爽快感は癒されます。
まず、ジャスミンの女性像がすごく好きだ!と高校生ながらに感動した映画です。
大人になった今でもふと疲れた時に見ると、すっかり忘れていたけれど何か大切なものを思い出すような、はたまた見つけたかのような…
そんな気持ちにさせてくれるいい映画ですね。
是非。