マーシュランド

最近2回目見ると面白かったシリーズ。

舞台はスペイン。
首都マドリードから離れたアンダルシア州にある湿地帯の小さな町で起きる連続少女惨殺事件。
2014年スペインで制作されたスリラー映画です。


個人的満足度:★★★★
ストーリー度:★★★★★

事件を追う二人の刑事。
事件を追うにつれ、街に隠された貧困、差別、汚職、小児性愛、麻薬密売。。。。
徐々に明るみになっていきます。これだけでも人間怖いになりますねー。
そして、本作品、真犯人へのヒントが実に巧妙に散りばめられているんですね―。
この映画はゴヤ賞をはじめ、数々の賞に17部門ノミネート作品です。
1回見たときは、なんでこんなに賞を取ってるのかわからなかったのですが、2回目見るとなるほどなーという憎いストーリー演出です。

賛否両論ある作品ですが、2回目見ると個人的に面白いと感じました。
そしてラストは、真犯人が誰なのか?
ふわっとさせる監督にもやられた感あります。
真犯人についてもやれ誰が犯人か色んな議論がありますねー。
ラストがすっきりしない映画は苦手ですが、この映画ならば許せるという感じです。


映像がなんといっても、スペインの湿地帯を思わせる殺人事件、街の閉鎖的な感じとか雰囲気とかでまくってましたね―。

さすがゴヤ賞です。